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アジア王者・鹿島が苦戦の末、天皇杯4強入り 準決勝&決勝の日程が変更に

[ 2018年11月21日 20:57 ]

<鹿島・甲府>後半、鹿島・土居はゴールを決め喜ぶ(右は安部)(撮影・西尾 大助)
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 第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会は21日、山梨中銀スタジアムで準々決勝の残り1試合が行われ、鹿島が1―0でJ2甲府を下して2大会ぶりの準決勝進出を決め4強が出そろった。鹿島は準決勝で浦和と対戦。もう1つのカードでは仙台とJ2山形が激突する。

 0―0で迎えた後半31分、センターサークル付近からMF永木亮太(30)が長い距離をドリブルで持ち上がって得点チャンスをお膳立て。ペナルティーエリア左に走りこんだFW土居聖真(26)が永木からパスを受けて豪快に右足を振り抜くと、ボールはゴール右上に突き刺さった。苦しみ抜いた末にたどり着いた待望の先制点。この1点を守り抜いた。

 鹿島が4強入りしたため、準決勝と決勝の開催日が変更されることも決まった。当初は準決勝が12月16日、決勝が12月24日に予定されていたが、準決勝が12月5日、決勝が12月9日にそれぞれ変更となる。鹿島が12月12日から22日までUAEで行われるクラブワールドカップ(W杯)にアジア王者として出場するため、日程を考慮した。

 鹿島は今月11日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を初制覇し、主要タイトル通算20冠を達成。12月15日のクラブW杯初戦で北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)と対戦する。グアダラハラに勝てば、続く準決勝では大会3連覇を狙う欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)と対戦。 レアルには2016年大会決勝で延長戦の末2―4で惜敗しており、リベンジを懸けた戦いとなる。

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