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堂安 代表初ゴール!ワンツー突破から「20年組」一番乗り

[ 2018年10月17日 05:30 ]

国際親善試合   日本4―3ウルグアイ ( 2018年10月16日    埼玉 )

<日本・ウルグアイ>後半、3点目のゴールを決め雄叫びをあげて大迫(右)らと喜ぶ堂安(左)(撮影・西尾 大助)
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 MF堂安が芸術的な代表初ゴールを決めた。2―2の後半14分、自らカットしたボールを右サイドの酒井に預け、リターンパスを受け華麗なフェイントでDFを剥がし、最後は得意の左足でゴール左隅に流し込んだ。「埼スタで、ああいう相手に大事なところで決められて一生思い出に残る」。まだあどけなさが顔に残る20歳は初々しい笑顔で振り返った。 試合結果  日本代表メンバー  日程&結果

 東京五輪世代では初得点。その強みは常に持ち続ける向上心と危機感だ。9月のコスタリカ戦でA代表デビュー。決定的なシーンをつくるなどアピールに成功したが「みんなが“よくやった”と言いますけど、僕的にはもっとやれたプレーがある」と一蹴。この日は「爪痕を残したい」と強豪相手に爪痕以上のインパクトを残した。

 G大阪時代の15年6月3日の鹿島戦でMF宇佐美(現デュッセルドルフ)の記録を塗り替える16歳11カ月でのクラブ史上最年少リーグ戦デビュー。だが、さらなるステップアップを期して臨んだ16年は、G大阪U―23が所属するJ3が主戦場となった。運動量の乏しさを長谷川健太監督(現FC東京監督)に指摘されたことが原因だった。その悔しさをバネに練習に打ち込み、17年は飛躍を果たし念願の海外移籍も果たした。

 「まだまだアピールしないと。もっともっと上を目指したい」。フランス代表FWエムバペらとともにフランス・フットボール誌選定のU―21版バロンドールと言えるコパ・トロフィーの候補10人にノミネートされた堂安。五輪だけでなくA代表でも一気にスター候補に躍り出た。

 ◆堂安 律(どうあん・りつ)1998年(平10)6月16日生まれ、兵庫県尼崎市出身の20歳。G大阪の下部組織出身で15年には2種登録され、16歳11カ月18日でJ1デビュー。17年6月にオランダ1部フローニンゲンへ移籍。17年U―20W杯では日本の決勝トーナメント進出にも貢献。18年9月のコスタリカ戦で国際Aマッチデビュー。国際Aマッチ通算3試合1得点。1メートル72、70キロ。利き足は左。

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