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森保ジャパン 3連勝も課題3失点…ミス連発で守備グラリ

[ 2018年10月17日 05:30 ]

国際親善試合   日本4―3ウルグアイ ( 2018年10月16日    埼玉 )

<日本・ウルグアイ>後半、指示を出す森保監督(撮影・西尾 大助)
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 FIFAランク5位の強豪と互角以上に渡り合った。初采配から3連勝。だが、世界の強豪はわずかな隙を逃してくれない。森保監督は「4―2からはその点差で締めくくりたかった。失点は減らすことができたと思う」と言った。就任3戦目にして初の失点。世界トップクラスの脅威を肌で感じていた。 試合結果

 前半28分、1失点目はセットプレーから。主将に任命され、森保ジャパン初出場のDF吉田は危険なエリアでFKを献上し「僕のファウルが必要なかった」と反省。森保監督も「FKはこれから先も警戒しないと。まず与えないこと」と言った。前体制ではW杯1次リーグのコロンビア戦まで4戦連続でセットプレーから失点を喫していた。悪癖は解消されていなかった。

 後半12分にはDF三浦のパスミスをFWカバニに奪われ2失点目。3失点目もカバニをフリーにした場面から喫した。「世界の強豪は少ないチャンスを一発で決める。大事な試合では命取りになる」と三浦。GK東口も「お粗末な失点が多かった。反省点が多い」と悔しがった。

 もちろん、収穫も少なくない。パナマ戦から9人を入れ替え、W杯組7人が先発。攻守にアグレッシブさも見られ、リオ、東京世代とW杯組が融合、各世代が得点も決めた。今後は代名詞の3バックも併用する構え。指揮官は「融合という意味では今のベストを出してくれた。ただ今がトップ(の状態)ではない」と今後の伸びしろを強調した。

 この日の3失点は未来への教訓。来年1月のアジア杯へ、本領発揮はこれからだ。

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