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【佐々木則夫 視点】南野は日本のエースになれる 交代2人だけは手応えの証し

[ 2018年10月17日 10:09 ]

国際親善試合   日本4―3ウルグアイ ( 2018年10月16日    埼玉 )

<日本・ウルグアイ>試合終了後、笑顔の(左から)長友、堂安、南野(撮影・西海健太郎)
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 南野は日本のエースになれると思う。先制点は中島のパスを受けて素早いターンからシュートしたが、技術的にも素晴らしかった。縦パスを受けるときの動きだしが早く、ボールコントロールが柔らかい。相手と駆け引きしながらコントロールできるし、シュートも受けてすぐに打つだけではなく、確実なコースを選択して打てる。2点目も前への意識があるから生まれたもので、3試合で4得点は偶然ではない。

 攻撃全体もよかった。ボランチに早くパスを入れてそこから前へ攻める狙いだったが、よくできていた。堅守速攻が特長の強豪・ウルグアイが日本のテンポについていけず、守備に穴があいたほど。縦への攻撃は各選手の所属チームでのテンポとも違うので合わせるのはけっこう難しい。3人目の動きもよくできていて、幅のある攻撃につながった。短期間でこれだけ浸透したのは日本人監督で言葉が通じることも大きい。2人しか交代しなかったのも、それだけこの試合に手応えがあったからだと思う。 (元なでしこジャパン監督)

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2018年10月17日のニュース