Ｇ大阪　千真先制、移籍初弾も逆転●「自分が雰囲気変えたい」

明治安田生命Ｊ１第２３節   Ｇ大阪１―２仙台 （ 2018年8月19日    ユアスタ ）

＜Ｇ大阪・仙台＞前半、先制ゴールを決め喜ぶＧ大阪・渡辺
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　うつむいてから天を仰いだ。Ｇ大阪はまさかの逆転負け。「得点を取ってもチームが勝たないと意味はない」。移籍即スタメンで、先制ゴールを決めたＦＷ渡辺は渋い表情を浮かべた。

　神戸から完全移籍で加入し、１４日に合流。周囲と合わせる時間は短かったが、Ｊ１リーグ通算８９得点の実績はダテではなかった。前半２７分。ＭＦ高の縦パスを受けて、左足で地を這うような弾丸シュートを叩き込んだ。ただ渡辺が「先制点は取れているので、そこからの試合運びが課題なのかな」と話すように、チームはギアをさらに上げるどころか停滞。そして３分間で逆転されてしまった。

　宮本監督は「１失点した後にナーバスになっているのが見えた」と分析。５試合連続で先制点を奪っているのは明るい材料も、スタミナ不足やメンタル面での課題は解消されていない。次戦は残留を争う鳥栖との“裏天王山”。渡辺は「自分が雰囲気を変えたい。取れるだけ取る」と悲壮な覚悟を口にした。