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岡田武史氏、セネガル戦攻守のポイント「ショートラストパス」「安易なパスミス注意」

[ 2018年6月21日 22:52 ]

岡田武史氏
Photo By スポニチ

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場中の日本代表は24日にセネガルと対戦する。98年フランス大会、10年南アフリカ大会と2度のW杯で日本代表を指揮した岡田武史氏(61)と、02年日韓大会で監督を務めたフィリップ・トルシエ氏(63)が21日放送のNHKの報道番組「クローズアップ現代+」(月〜木曜後10・00)に出演。日本代表の今後の展望についてコメントした。

 エースFWサディオ・マネ(26=リバプール)を中心に強烈な個の力を持つセネガル。岡田氏は「かなり強いチーム。アフリカ独特の身体能力の高さは凄い。日本は安易なパスミスからのカウンターを与えたくないですね」と警戒すべきポイントを挙げた。

 日本のメンバーについては「セネガルのスピードに対して、戦い方は大きく変えないが、微調整するかもしれない。例えば(コロンビア戦で先発したCB)昌子のところに、相手のスピードに対応できる槙野を入れるとか。ハードワークする岡崎を入れるために、乾と先発を替えるとか。また、セネガルはシュートがあまりうまくない。粘り強くついていけばリズムを崩していくのではないか」とコメントした。

 攻撃陣に対しては「アフリカ勢の中では組織的な守備をするチームだが、バイタルエリアでディフェンスラインの前にポカッとスペースが空くことがある。(1列目の)大迫は中々自由にはできないと思うが、2列目の香川らが生きてくる。最後にショートラストパスを出すような、一瞬で裏を取るプレーでチャンスをつくれるのではないか」と述べた。

 トルシエ氏は「セネガルはカウンター、スピードが凄い。日本はしっかりとディフェンスをすることが大切。柴崎の代わりに山口蛍を入れるとか」とコロンビア戦より守備に重きを置くべきと説明した。

 岡田氏は1次リーグ突破に向けて大切なのは「勇気」だといい「試合が始まったところからチャレンジすることを恐れない。戦う気持ちを出すことが大切。最初はセーフティーという試合の入り方が多いが、90分間勇気を持ってチャレンジすれば必ずいい結果が出る。チャレンジした者だけに訪れるチャンスがある。相手選手の退場とかのハプニングとか、挑戦したからこそ起こることなので勇気を持って戦ってほしい」とエールを送った。

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2018年6月21日のニュース