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トルシエ氏、満点評価 西野采配の勝利「完璧なマネジメント」

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

後半、大迫のゴールに喜ぶ酒井高(左から2人目)(撮影・西尾大助)
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 日本代表がW杯ではアジア勢で初めて南米勢に勝利した。歴史的な勝利の要因は何だったのか。02年W杯日韓大会で日本代表をベスト16に導いた元監督のフィリップ・トルシエ氏(63)は、西野朗監督(63)の采配を最大の勝因に挙げた。

 西野監督の素晴らしい采配の勝利だった。柴崎、香川、乾をスタメンに選び、攻撃を重視したメンバーでスタートした。攻撃的なゲームプランで自分たちのスタイルを貫き、見事に機能した。選手交代も的確で、彼のマネジメントは完璧だった。西野監督の采配による勝利だといってもいい。

 前半3分で相手が10人になり、得点も挙げることができたが、10人になった直後は、1人多くボールをキープできる優位性を試合の中でどう使うかが分かっていないようだった。2点目が取れる場面もあったが、決めきれなかった。初戦の緊張感からか本来の動きではなく、組織的に質の高いサッカーをする時間帯もあったが、コロンビアを脅かすほどではなかった。「このままでは日本が自滅するのではないか」と心配したが、後半は全員が落ち着いてプレーし、勝利をつかむことができた。絶対的に有利な状況で、アドバンテージを見事に生かした。先制点の場面では、PKを呼びこんだ香川にも大きなプレッシャーがかかっていたはずだが、ミスはなかった。

 後半はコロンビアが勝利ではなく、引き分け狙いに切り替えて守備的になったことが日本には幸いした。積極的に攻めてこなくなり、疲労も見えて攻撃が淡泊になった。日本も前半より落ち着いて冷静にボールをつなぎ、その中から2点目が生まれた。この勝利はセネガル戦に向けて強い自信を与えてくれたはず。あと勝ち点1で決勝トーナメントに進出できる可能性が出てくる。この状況は日本が初戦でカメルーンを破り、ベスト16に進んだ10年W杯南アフリカ大会を思い出す。(本大会に向けた)準備段階も似ており、同じことがロシアでも起きるだろう。

 ▼トルシエ氏の辛口エール 14日に都内で行われたイベントに出席。日本代表について問われると「理論上、決勝トーナメントに進出する可能性はない」と断言。根拠には西野監督の就任からの時間の短さを挙げ「学校の試験と一緒。それまでやってきたことが大切で急に何かはできない」とした。最後には「サッカーは理論でやるものではないが…」とフォローしたが、評価は決して高くない様子だった。

 ◆フィリップ・トルシエ 1955年3月21日生まれ、フランス・パリ出身の63歳。現役時代はフランスのクラブでプレーし、28歳の若さで指導者に転身。98年W杯で南アフリカ代表を率いて2分け1敗。同年9月に日本代表監督に就任し00年のアジア杯を制覇。02年W杯では日本を初の決勝トーナメントに導き、大会後に退任した。その後はフランス1部マルセイユやモロッコ代表の監督、JFL時代のFC琉球(現J3)の総監督などを務めた。

[ 2018年6月21日 08:00 ]

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