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JFL奈良クラブ PK戦やり直し「全身全霊で戦いたい」一時は敗戦通達も…

[ 2018年6月15日 15:29 ]

15日に奈良市内で会見する奈良クラブの矢部次郎理事長
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 JFLの奈良クラブは15日、天皇杯2回戦名古屋戦のPK戦やり直しが11日に決定されたことを受け、奈良市内で記者会見を開いた。

 クラブの矢部次郎理事長(40)が出席。「やり直し」が正式に決まるまでの過程には、一時は日本サッカー協会から「主審の競技規則の適用の誤りにより、奈良クラブの敗戦とする」といった通達もあったという。「本当にすごく混乱していましたし“どうにかやり直しにできないか”と。泣いている選手もいました。(やり直しに決まり)この決定に従って、全身全霊で戦いたい」と語った。

 天皇杯2回戦名古屋戦は6日にパロマ瑞穂スタジアムで開催され、1―1でPK戦に突入した。問題となったのは奈良のPK4本目。MF金久保がキックする際に不正なフェイントを入れた行為があり、国際サッカー評議会が昨年に改訂した規則では当該選手は警告で、キックは失敗とすべき場面だった。しかし、主審は蹴り直しを命じ、金久保は成功。規則を正しく適用していれば名古屋が勝っていた。副審も気付かず、7日に外部から協会に指摘があり発覚。日本協会は協議を重ね、11日に1人目からのやり直すことを発表していた。

 ただ、翌12日に開かれた臨時の審判委員会では、金久保のフェイントが不正ではなかったことが認められ“誤審”であったことが説明された。

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2018年6月15日のニュース