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チームは黒星も…エジプト新守護神 好セーブ連発でMOM選出

[ 2018年6月16日 00:18 ]

W杯1次リーグA組   エジプト0―1ウルグアイ ( 2018年6月15日    エカテリンブルク )

スアレス(右)のシュートを防ぐエジプト代表GKシェナウィ(右端)(AP)
Photo By AP

 エジプトは0―1でウルグアイに敗れるも、FIFA公式サイトのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にGKシェナウィ(アル・アハリ)が選出された。W杯初出場となったシェナウィはFWスアレス(バルセロナ)とFWカバニ(ユベントス)の強力2トップのシュートをことごとく防ぎ、チームの“救世主”となるはずだったが終了間際にセットプレーから失点。惜しくも勝ち点1を逃すも、この試合での活躍が評価された。

 アル・アハリユース出身のシェナウィは今年3月のポルトガル戦で29歳にしてA代表デビュー。この試合がA代表わずか4戦目という世界大会に出場した経験がない中での抜てきだった。

 後半2分には果敢な飛び出しでスアレスのシュートを右足でブロックすると、同28分にもスアレスのゴール前での決定機を抜群の飛び出しで防いだ。

 同38分にはカバニの強烈なミドルシュートに鋭い反応を見せファインセーブ。45歳の守護神ハダリ(アルターウン)からポジションを奪うだけの質の高いプレーを見せつけた。

 先月の欧州CL決勝で左肩を負傷し、本大会出場が危ぶまれたエジプト代表FWサラー(リバプール)は無事ベンチ入りするも出番なし。チームはエースを欠いた状態で強豪ウルグアイから“金星”とも言える勝ち点1獲得まで目前だった。

 この試合大活躍の“新守護神”シェナウィは評価が急上昇。次戦のロシア戦でも、ピッチに立っている可能性が高くなった。

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2018年6月15日のニュース