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松本 延長で熊本を下し3回戦進出 反町監督「泥臭く1つ勝ち上がれたのは嬉しい」

[ 2018年6月6日 22:52 ]

 J2松本は天皇杯2回戦で熊本を延長1―1で突入したPK戦に5―4で勝利し3回戦進出を決めた。死闘を制した反町監督は「試合に勝っても大手を振って歩くような内容ではない」と若手に課題を突きつけたが「泥臭く1つ勝ち上がれたのは嬉しい。出場機会のない選手が中心だったけどよく頑張った」と120分間戦った選手をねぎらっていた。

 3日のリーグ戦(栃木戦)から中2日という過密日程ということもありスタメンを総入れ替えして望んだ。前半42分に新人DFの武藤(法大)からの右クロスを永井が収め、右足を振り抜いて先制点を挙げた。「FWとして一発のチャンスに懸けていた。うまく決められた」と胸を張った。

 勝利を手にしたが課題は山積している。最終ラインを務めた武藤、森本はともに新人だったがフル出場することはできず、足がつる場面もあった。ゲーム主将を務めフル出場したDF田中は「森本と武藤はつっていたけどもっと練習からまじめにやらないとダメだ」と厳しい言葉を投げた。指揮官も「頑張ったけど今日の試合で二重丸を付けれる選手がいるか?」と苦言を呈した。

 勝っても全て良しとしない姿勢こそ松本のスタイル。これからも厳しい目でスタメンを選んでいくつもりだ。

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2018年6月6日のニュース