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関学大、G大阪撃破に夢心地「勝てたのが奇跡」3回戦ではOB擁する東京Vと対戦

[ 2018年6月6日 22:13 ]

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦   関西学院大2―1G大阪 ( 2018年6月6日    吹田S )

G大阪を破り喜ぶ関学大イレブン
Photo By 共同

 関西学院大が延長戦の末にJ1のG大阪を撃破。2014年の2回戦で神戸を2―1で破って以来4年ぶり2度目のJ1撃破で3回戦に駒を進めた。敗れたG大阪は1998年に当時JFLだった山形(現J2)に3回戦で1―2で敗れて以来20年ぶりの初戦敗退となった。

 シュートの数はG大阪の24本に対して関学大16本。壮絶な打ち合いとなった”関西ダービー”はアマチュアの大学生に軍配が上がった。関学大は後半42分、MF岩本和希のゴールで先制。2分後の後半44分にG大阪DF三浦弦太のゴールで追いつかれ、延長戦に突入した。だが、関学大は延長前半2分、途中出場していたFW山見大登のゴールで勝ち越し。GK妻鹿寛史のスーパーセーブ連発もあり、最後は1点差で逃げ切った。

 岩本はハネ返りを冷静に右足で決めた先制ゴールを「キーパーのことも見れたし、落ち着いて決められた」と振り返り、G大阪ユース出身だけに「ずっと目指している場所。目指しているチームに勝てたってことはすごくうれしいです」と笑顔。

 「あまり実感わかない。勝てたのが奇跡」と夢見心地だったGK妻鹿は、再三のビッグセーブ連発に「こんなすごいピッチで味方の応援が自分のところに届いて、それが力になった」と部員186人の大所帯を誇るチームメートに感謝。左サイドから切れ込んで右足で豪快な決勝ゴールをもぎ取った山見は「自分の得意な形だったので決めるだけでした」と会心の笑顔。古塚恵太郎監督(49)は「選手がよくやってくれた。時々チャンスつくれていたんで我慢できればどっかでチャンスあるんかなと思ってたんですけど、こんなにうまくいくとは思わなかった」とニンマリ。7月11日に行われる3回戦では、MF梶川諒太(29)、DF井林章(27)、MF森俊介(23)と関学大OB3人を擁するJ2東京Vと対戦する。

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