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川崎Fは JFLチーム相手にヒヤヒヤ逆転勝利 2点先行され後半に3発

[ 2018年6月6日 21:37 ]

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦   川崎F3-2ソニー仙台 ( 2018年6月6日    等々力 )

 川崎Fは“冷や汗もの”の逆転勝利で天皇杯3回戦に駒を進めた。

 6日に開催された同2回戦で、JFLのソニー仙台と本拠地の等々力陸上競技場で対戦。前半18分、この試合まで5連勝中だった相手にまさかの先制を許すと、さらに同33分に追加点を奪われる苦しい展開に陥った。それでも後半7分に長谷川のヘディングシュートで反撃ののろしを上げると、同21分にエウシーニョが左足で同点弾。さらに同44分に家長が右サイドから切り込み、最後は左足で決め何とか“ジャイアントキリング”を阻止した。

 前、後半と対象的な内容となった一戦。鬼木監督は試合後の公式会見で、「勝てたという結果に対してはホッとしている」と切り出すと、「反省すべき点が多い試合だった。前半チャンスで決めきれなかったのが響いこともありますが、(問題を)修正しきれなかったのが反省点。そしてやるべきことやればという後半だった」と試合を総括。前半の反省すべき具体的なポイントについては「まず最初に決めきれなかったことも含め、これぐらいで行けるという雰囲気が漂って、(ボールを)引き出す作業、見る場所があいまいになって、後ろのビルドアップが安定せず、(選手が)戻る動きが多くなってしまった」と振り返った。

 指揮官は前半の内容を受け、後半14分にDFエドゥアルドを下げ、登里を投入。左サイドバックの車屋をセンターバックに移し「前への推進力を出した勝った」と登里を左サイドバックに入れ、反撃の糸口を掴んだ。昨シーズンのJ王者は苦しみながらも3回戦進出。7月11日に行われる予定の3回戦では、J2愛媛を2―0で下したJ2水戸と対戦する。

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2018年6月6日のニュース