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酒井宏 ゴールに直結 正確無比のクロス

[ 2018年6月6日 11:30 ]

クロスをあげる酒井宏(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 正確無比のクロスで課題の得点力不足を解消する。DF酒井宏は17年以降の国際Aマッチで、DF長友と並びチーム最多の3アシストをマーク。ただ、長友が出場時間1125分だったのに対し、酒井宏は791分。16年9月のW杯アジア最終予選タイ戦では、高精度のピンポイントクロスでMF原口のヘッド弾をお膳立てするなど、守備だけでなく攻撃でも存在感を光らせた。

 3―4―2―1の新布陣では右ウイングバックが主戦場となる。これまでよりも攻撃に参加する回数は格段に増えるだろう。同ポジションを争うライバルはMF原口。会話を密に重ねており、酒井宏は守備を原口は攻撃を、お互いにアドバイスし高め合っているという。4年前は右サイドバックの控えに甘んじ、出場機会はなかった。リベンジを期して臨む今大会は「前回よりはチームのためにできることはある」。代名詞の高速クロスでチームに好機をもたらす。

 ◆酒井 宏樹(さかい・ひろき)1990年(平2)4月12日生まれ、千葉県柏市出身の28歳。柏の下部組織を経て高校3年時の08年に2種登録。09年から正式にトップチームに昇格した。12年7月にドイツのハノーバーに移籍し、16年6月にフランスのマルセイユに加入。国際Aマッチ通算41試合0得点。1メートル83、70キロ。

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2018年6月6日のニュース