ハリル氏「真実まだ見つけられていない」　帰国前にサポーターに謝罪も

成田空港から日本を離れるハリルホジッチ前監督
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　日本代表を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏（６３）が侍ブルーのサポーターに謝罪した。

　残務処理や解任に対する反論会見などのために２１日から日本に滞在。２９日午前に生活拠点を置くフランスに向けて出発した。成田空港で取材に応じ「私はハードワークして、ベストを尽くしたことを信じて下さい。日本のサッカーを強くするつもりで努力を惜しまず頑張りました。（Ｗ杯で結果を出して）銀座でパレードする。そこまでポジティブに考えていました」と強調。志半ばで任を解かれたことについて「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

　今後は弁護士を通して、解任をめぐる日本協会側との交渉を続ける。「真実はまだ見つけられてはいない。日本を去ることは本当に寂しく思います。気持ちの整理をするのはだいぶ時間がかかるでしょう」と心境を明かし「今朝は自宅まで代表スタッフの皆さんが来てくれた。嬉しかったです。感動的なお別れでした。スタッフの皆さんには一言“ありがとう”と伝えた。これからは監督としてではなく友達としていつでもフランス、ボスニアに遊びにきて下さいと言いました」と語った。