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川崎F アディショナルタイムに痛恨の失点で敗れる 1次リーグ突破は絶望的

[ 2018年3月13日 19:22 ]

前半、シュートを放つ川崎F・大久保(共同)
Photo By 共同

 川崎Fは13日、ACL1次リーグ第4節でメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と敵地で対戦し、0―0の後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫し0―1で敗れた。

 負ければ1次リーグ敗退が決定する可能性もある一戦。鬼木監督は中村とエドゥアルド・ネットを遠征メンバーから外し、10日のホーム・G大阪戦から先発メンバーを6人入れ替えた。連戦、長距離移動による疲労と二重苦がのしかかった中、指揮官は「前日の練習も見ているとキツそうだった」と漏らした一方で「フレッシュな選手に期待したい」と、森谷、長谷川、大久保らここまであまり出番に恵まれていなかった選手に期待をかけた。

 その中でもとくに気を吐いたのが大久保。攻撃では前半10分に右サイドの家長からパスを受け、1タッチから左足で強烈なミドルシュート。同38分にも、知念の左足シュートのこぼれ球に鋭く反応し、右足を懸命に伸ばした。いずれも相手GKの好セーブに阻まれたが、守備でも前半35分に自陣に戻ってスライディングで相手の速攻を潰すなど、気迫のこもったプレーでチームを引っ張った。 

 リーグ連覇に加え、アジア制覇も目標に掲げた今シーズン。リーグ戦では2勝1分けと好調な滑り出しを見せた一方で、ACLでは初戦のホーム・上海上港戦(0―1)、第2戦のアウェー・蔚山戦(1―2)と連敗スタート。第3戦のホーム・メルボルン・ビクトリー戦では2―1でリードしながら、後半アディショナルにPKを与えまさかのドロー、もう後がない崖っぷちの状況でこの一戦に臨んでいた。

 0―0の後半13分には、この日ベンチスタートだった主将のエースFW小林が登里とともにピッチへ。同32分には森谷があわやの右足ミドルを放つなど、自陣で守りを固め速攻に徹した相手DF陣から全力でゴールを奪いにいったが、最後までネットを揺らすことが出来ずに終わり、逆に後半アディショナルタイムに失点。2年連続での1次リーグ突破は絶望的となった。

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2018年3月13日のニュース