神戸元指揮官も犠牲に…パスポート忘れ、息子は惨事免れた

[ 2016年12月1日 05:30 ]

ブラジル1部シャペコエンセ、チャーター機墜落で死亡事故

09年に神戸を指揮したカイオ・ジュニオール氏
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 かつてカイオ・ジュニオール監督(51)が指揮を執った神戸の選手やスタッフは、一様に悲しみに暮れた。

 09年に就任した指揮官と最も身近で接したのが、当時は通訳として支えた宮川悟強化副部長(39)。シャペコエンセがスダメリカーナ杯決勝進出を決めた後、「YouTube」の動画でカイオ・ジュニオール監督が話している映像を視聴。「決勝に進んで、カイオは“今、自分が死んだとしても幸せな人生だったといえる”と言っていた。まさか、こんなことが起きるなんて…」と言葉を詰まらせた。

 最も印象に残っているのが、09年1~2月に実施されたグアム合宿の最初のミーティング。当時、指揮官はプレゼンテーションのプロと契約し、言葉を重要視していた。「日本とブラジルの歴史や交流から始まって、チームとしてやるべきことを語っていった。その話が素晴らしくて、選手が凄く聞き入っていた」と当時を振り返った。

 指揮官とともに来日し、神戸のヘッドコーチに就任したアウミール・ドミンゲス氏(57)は、現在はシャペコエンセのコーチ。ただ、遠征には帯同していなかったもようで、宮川氏が連絡を取ると「大丈夫だ」と返ってきた。指揮官の息子・マテウス氏は同じ航空機に乗り試合を観戦予定だったものの、パスポートを忘れて同乗できなかったことで、事故を免れたという。

 神戸はこの日の午後に亡くなった方々への哀悼の意を表し、関係者全員で黙とうをささげた。

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