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清水 練習前に黙とう…角田「あまりに衝撃的」村田「言葉ない」

[ 2016年12月1日 05:30 ]

ブラジル1部シャペコエンセ、チャーター機墜落で死亡事故

清水の小林監督(右)は選手らに黙とうを呼びかけ練習に入った
Photo By スポニチ

 南米コロンビア中部メデジン近郊でブラジル1部シャペコエンセの選手らを乗せたチャーター機が墜落した事故を受け、J2清水の選手が30日、哀悼の意を表した。

 事故では、清水の選手らとともにプレーしたDFチエゴさん、FWケンペスさんら元Jリーガー4人と、09年に神戸を率いたカイオ・ジュニオール監督の死亡が確認されている。この日の練習前には小林伸二監督(56)の呼びかけで黙とうをささげた。

 10年に京都でチエゴさんと同僚だったDF角田誠(33)は「コミュニケーションも取れて良い選手だった。あまりにも衝撃的すぎて悲しい」とポツリ。「サッカー界にとって仲間を失った。ご冥福をお祈りします」と肩を落とした。

 ケンペスさんと12年にC大阪で2トップを組んだMF村田和哉(28)は「仲が良かったので、ただただ驚いている。愛されキャラだった。本当に言葉がない」と信じたくない様子。グラウンドに家族を連れてきて、息子とサッカーをしたこともあったという。「フェイスブックでも近況を見ていた。最近まで子供の写真を載せたりしていたし…心が痛みます」と遺族の思いをくんだ。13、14年に千葉で一緒だったGK碓井健平(29)も「子供の誕生日会に選手で集まったりしていた。残念です」と言葉を振り絞った。

 小林監督はJ1山形を率いた09年にジュニオール監督と対戦経験があり「(シャペコエンセは)どんどん(順位が)上がっていて、今年は9位につけていたチーム。それだけに衝撃的だった」と悼み、「こうしてサッカーができることは幸せなこと。当たり前だけど、ありがたく思わないと」と続けた。

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2016年12月1日のニュース