ブラジル　ネイマール代表５０点目など３発！アルゼンチンに快勝

Ｗ杯南米予選

代表通算５０得点目を決めて喜ぶブラジルのネイマール（AP)

　Ｗ杯南米予選第１１節の５試合が１０日に行われ、ブラジルがホームでアルゼンチンに３―０と快勝。５連勝で勝ち点を２４に伸ばし首位を堅持した。ＦＷネイマール（２４）が代表通算５０点目を決めるなど１得点１アシストと活躍し、無得点に終わったＦＷリオネル・メッシ（２９）とのバルセロナ同僚対決を制した。アルゼンチンは４戦勝ちなしで、勝ち点１６の６位に低迷。第１２節は１５日に行われる。

　ブラジルのエースが“ミネイランの惨劇”を払しょくした。自国開催の１４年Ｗ杯準決勝で、ドイツ相手に１―７と大敗を喫して以来、同会場で初めての試合で宿敵に快勝。２年前は静まり返ったスタンドから「王者が帰ってきた」と、歓喜の応援歌が湧き上がった。

　１０番のネイマールが２点に絡んだ。前半２４分、左サイドでパスを通しＦＷコウチーニョの先制点を演出。同終了間際に１９歳ＦＷガブリエウ・ジェズスのスルーパスを受け、冷静に右隅に流し込んだ。代表７４試合で５０点目。歴代３位ＦＷロマーリオにあと５点に迫った。「世界一の選手から毎日学べるなんて幸運だ」と、ファンを公言する同僚メッシと代表では４度目の直接対決で初得点。バルセロナからは自分のプライベートジェット機で一緒に帰国。仲が良いエース同士の明暗が勝負を分けた。