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横浜サポーターが横断幕でメッセージ フロントへの不満あらわ

[ 2016年11月12日 15:03 ]

<天皇杯4回戦 横浜・新潟>試合前に「ベテランを引退させるのはフロントではなく若手の台頭」との横断幕を掲げる横浜サポーター

 横浜のサポーターが12日、ホームで行われる天皇杯4回戦新潟戦のキックオフ前に、迷走するクラブへのメッセージを込めた横断幕を掲げた。

 「ベテランを引退させるのはフロントではなく若手の台頭」。クラブ内では提携するシティー・グループの編成面に対する影響力が強く、チームの顔、功労度に関係なく加速度的に世代交代への動きがみられ、3年連続フル出場した元日本代表DF中沢佑二(38)に対し4日、50%近い大幅ダウンの年俸5000万円(推定)を提示した。今季の半額に近い初回提示の直後はショックで引退も考え「40歳までマリノスのユニホームを着て引退したい。思いをくんでもらえると信じ、再評価を待ちたい」と話すなど、“大荒れ”の様相を呈していた。
 
 その中で利重チーム統括本部長は中沢に対し「今日の話に基づいて再提示させてもらう。紙を渡すだけの(通知)やり方は申し訳なかった」と異例の査定見直しを明言。12日には、長谷川社長が、「所属選手に関し、さまざまなマスコミ報道がなされており、ファン、サポーターの皆さまに多大な心配と不安をお掛けし、誠に申し訳ございません」と公式サイト上で異例の声明を発表するなど沈静化を図っていたが、長年クラブに尽力したスカウト、トレーナーらと契約を更新しないなど不透明な部分はまだ多く、反発の声を上げていたサポーターもこの日、フロントへの不満の意思を表した形だ。

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2016年11月12日のニュース