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【鈴木啓太の視点】清武、大迫、小林祐…“新しい力”に見た可能性

[ 2016年11月12日 07:53 ]

国際親善試合 ( 2016年11月11日    カシマ )

<日本・オマーン>前半、相手と競り合う永木

 チャンスを与えられた清武、大迫、山口、永木、小林祐がいいプレーを見せたことは収穫だった。清武はゲームをつくり、攻撃の中心になっていた。ボランチの永木と山口は連係もよく、持ち味を発揮して攻守をよくつないでいた。途中出場の小林祐も面白いプレーをする選手で、精神的な強さもあり、新たな発見だった。ハリルホジッチ監督は現状を打開するために「何かを変えないといけない」と考え、新しい選手を試した。長谷部を外すのは大きな決断だったが、新しい力が加わって、可能性が見えたと思う。 試合結果  日本代表メンバー

 本田は目立ったプレーがなかったし、途中出場の岡崎もコンディションが悪かった。10年のW杯南アフリカ大会でも、本田や長谷部が出てきてチームに新しい力をもたらした。岡崎は状態が良ければ日本で屈指のFWで、必要な時が来る。層が厚くなったと考えれば、価値ある一戦だった。

 ただ、一つ気になったのはオマーンにカウンターで攻められた時の対処。ゴールを許すことはなかったが、少し不安な部分があった。サウジアラビア戦へ向けて注意しておくべきだろう。(元日本代表MF)

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2016年11月12日のニュース