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清水、最後は守って守って2位浮上 GK植草「こんなタフな試合は初めてかも」

[ 2016年11月12日 17:21 ]

明治安田生命J2第41節 ( 2016年11月12日    アイスタ )

<清水・岡山>前半、チーム2点目を決める鄭大世

 リーグ最多の83得点をマークしている清水が、最後は守って守って勝ち点3を死守。破竹の8連勝で、今季初の2位へ浮上した。

 J2最多に並ぶFW鄭大世(チョン・テセ)の7試合連続ゴールなどで前半を2―0で折り返した清水だったが、後半20分に1点返されると、終盤は岡山が猛攻。あわや同点…のシーンが何度もありながらGK植草を中心にゴール前を固め、決定的なシーンをFWの鄭が体に当ててしのぐなど、全員で守り切った。

 植草は「こんなタフな試合は初めてかもしれない」と苦笑いしつつ、「(前線の)テセからすごく体を張ってくれたので守ることができた」とチームメートに感謝。今季初めて自動昇格圏となる2位に浮上したことに「しっかり勝ち点を積み重ねてきた結果なのでうれしく思います」と微笑むと、「最後勝ってしっかり昇格できるようにしたい」とアウェーで徳島と対戦する20日の最終戦に早くも目を向けた。

 「2―0の怖さを後半まざまざと教えられたが、最後の最後に体を張ってくれたのが良かった」とは小林監督。最終戦は3年前に自ら率いて四国初のJ1昇格へと導いた徳島との対戦となるが、「ただ勝っていくだけ。きょうの後半のようなことがないように落ち着いてサッカーをしなくちゃいけない」と冷静に次戦を見据えた。

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2016年11月12日のニュース