×

J2大混戦 最終戦まで昇格も降格も決まらず ともに3チームに可能性

[ 2016年11月12日 20:50 ]

明治安田生命J2第41節 ( 2016年11月12日 )

 明治安田生命J2リーグは12日、各地で第41節の11試合が行われ、J1昇格チームが1チームも決まらない大混戦のまま最終節を迎える異例の展開となった。

 前節勝ち点81で2位・松本に並ばれた札幌は2―1で千葉に逆転勝ちを収めて勝ち点を84に伸ばしたが、前節3位の清水が勝ったため今節でのJ1昇格決定はならず。清水が2―1で岡山を下して8連勝を飾って勝ち点81に伸ばす一方で、松本は1―2で町田に敗れて17試合ぶりの敗戦を喫して勝ち点81にとどまったため、得失点差で清水が今季初めてJ1自動昇格圏内の2位に浮上し、松本がJ1昇格プレーオフ(PO)に回る3位に7月3日の第21節以来4カ月ぶりに転落した。

 そのため、すでに3チームに絞られていたJ1自動昇格を争う戦いは、優勝チーム決定とともに今月20日に行われる最終戦まで持ち越し。最終戦では、勝ち点84で首位の札幌はホームで金沢と、同81で2位の清水はアウェーで徳島と、同81で3位の松本はホームで横浜FCとそれぞれ対戦する。

 また、J2残留争いでは前節最下位の22位に転落した金沢が0―0で横浜FCと引き分け、最下位脱出ならず。金沢と勝ち点38で並ぶ北九州も2―2で水戸と引き分けた。長崎を2―1で下し、3試合ぶりの勝利を挙げて勝ち点を42として19位に浮上した讃岐までが残留決定。勝ち点40で20位の岐阜、同38の21位・北九州、同38の22位・金沢の3チームがJ3自動降格の可能性を持って最終戦を迎えることになった。最終戦では岐阜はホームで東京Vと、北九州はアウェーで山形と、金沢はアウェーで首位・札幌と対戦する。

【上位3チーム】
 1位 札 幌 勝ち点84 得失点差+32 最終戦の対戦相手は金沢
 2位 清 水 勝ち点81 得失点差+47 最終戦の対戦相手は徳島
 3位 松 本 勝ち点81 得失点差+29 最終戦の対戦相手は横浜FC
 ※2位以内がJ1自動昇格、3位~6位がJ1昇格PO

【下位3チーム】
20位 岐 阜 勝ち点40 得失点差-26 最終戦の対戦相手は東京V
21位 北九州 勝ち点38 得失点差-18 最終戦の対戦相手は山形
22位 金 沢 勝ち点38 得失点差-24 最終戦の対戦相手は札幌
 ※20位が残留、21位がJ3・2位との入れ替え戦、22位が自動降格

続きを表示

2016年11月12日のニュース