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鹿島、直接対決制し2位を死守 2発に沈んだ浦和は10戦ぶり敗戦

[ 2016年6月11日 20:56 ]

<浦和・鹿島>後半7分、ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎

明治安田生命J1第1S第15節 鹿島2―0浦和

(6月11日 埼玉)
 明治安田生命J1リーグ第1ステージは11日、各地で第15節の9試合が行われ、首位の川崎Fを追う鹿島と浦和の直接対決は2―0で鹿島に軍配が上がった。

 前節まで勝ち点30で2位の鹿島に対し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場していた関係で2試合消化が少ないながら同27で3位につける浦和の対戦。試合前には首位・川崎Fが勝って勝ち点34としていただけに、何としても勝ち点3が欲しい両チームは、前半から気持ちの入った激しい戦いを展開した。

 キックオフ直前に両チームの選手同士が握手を交わす場面では、鹿島MF小笠原満男(37)が、2012年まで鹿島に在籍していた浦和FW興梠慎三(29)の頭を親しみ込めて小突く“先制パンチ”を浴びせれば、開始後の前半17分には接触プレーを巡ってその小笠原と浦和MF武藤雄樹(27)が激しく言い争うなど互いに熱くなるシーンも。

 そして、試合が動いたのは後半7分だった。MFカイオ(22)のパスを受けたMF柴崎岳(24)がペナルティーエリア右から中央へラストパスを送り、ここに走り込んだFW金崎夢生(27)が右足でゴール上部に突き刺して鹿島が先制。後半43分にはFW鈴木優磨(20)が自ら得たPKを右足で冷静に決めて勝利を収め、7戦負けなしの4連勝で勝ち点を33に伸ばした。

 浦和は1点を追う後半31分、武藤の右足シュートがゴール右に外れると、32分にはMF駒井善成(24)の右足シュートがクロスバーを直撃するなど最後まで追いつくことができず。今季初の完封負けで3月6日の第2節・磐田戦(埼玉)以来11試合ぶりとなる今季2敗目を喫し、勝ち点を27から積み上げることができなかった。

 

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2016年6月11日のニュース