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福岡、鳥栖の2試合中止 17日のJ2、J3も各2試合を中止

[ 2016年4月17日 05:30 ]

浦和対仙台を視察し、神妙な面持ちの村井チェアマンは人命第一で試合中止を決定した

 16日未明に起きた熊本地震の本震を受け、Jリーグは16日の福岡―名古屋(レベスタ)、鳥栖―神戸(ベアスタ)を中止した。17日に予定していたJ2の長崎―水戸(長崎県立)、京都―熊本(西京極)、J3の鹿児島―相模原(鴨池)、大分―福島(大銀ド)の中止も決定。15日時点では全試合を決行予定だったが、被害の拡大により、地震の影響の大きい試合の開催を取りやめた。

 関係者によると、J2熊本は選手の半数近くが避難所での生活を余儀なくされている。練習場が自衛隊の駐屯地、本拠地うまスタは物資の貯蔵地となっており、チームは18日まで活動を休止。Jリーグは犠牲者への追悼と被災地復興を願い、16、17日に開催する全試合で黙とうをささげることを決めた。各試合会場とインターネットでの募金活動も開始。村井チェアマンは「人命、安全第一ということで試合の中止を決めた。スポーツには人々を元気にする力があると信じている。状況を確認した上で慎重に今後の対応を決めたい」と語った。

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2016年4月17日のニュース