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浦和KLM弾!前線トリオ初そろい踏み 後半猛攻夢ラッシュ3発

[ 2016年4月17日 05:30 ]

<浦和・仙台>後半8分、李はヘディングでゴールを決めた

明治安田生命J1第1S第7節 浦和3―1仙台

(4月16日 埼玉)
 李が口火を切り、興梠、武藤がトドメを刺した。後半8分、槙野の左クロスに反応した李が頭でゴールにねじ込む先制点。直後にカウンターからの失点で振り出しに戻されたが、そこから浦和の攻撃陣が目を覚ました。29分、阿部のスルーパスを受けた興梠が左足で沈めて決勝ゴールを挙げ、その2分後には梅崎の鋭い左クロスを武藤が頭で合わせるダメ押し弾。引いて守る仙台を粉砕し、前節の横浜戦でスコアレスドローに終わったうっ憤を晴らしてみせた。

 1トップの興梠、2シャドーの李、武藤が初のそろい踏みゴール。バルセロナのメッシ、スアレス、ネイマールが「MSN」、Rマドリードのベンゼマ、ベイル、C・ロナウドが「BBC」なら、興梠、李、武藤は「KLM」だ。「李さんと興梠さんが点を取っていて、最後もう1点自分が取りたいと思った。KLMが初めて点を取った」と武藤。「KLMなんでね。レアルのBBCみたいにね」と李が冗談めかして話せば、興梠も「これが一番やりたかったこと」と笑顔を見せる。今季のリーグ戦全12点中、3人の得点は9点を占める。多彩な攻撃で揺さぶり、KLMが仕留める。その勝利の方程式が出来上がりつつある。

 首位の川崎F、2位の鹿島が勝ったため浦和は3位のままだが、格下に圧勝して追走態勢に入った。「前の3人が取ったのは理想的。弾みがつく」と武藤。20日にACL決勝トーナメント進出を懸けて敵地シドニーFC(オーストラリア)戦が控え、24日には川崎Fとの直接対決が待つ。浦和が誇る“KLM”の競演は、今後の躍進を予感させた。

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