Ｊ２千葉　来年１月に島田社長が退任　新社長は東京モノレール取締役

　６年連続でＪ１昇格に失敗したＪ２千葉は１８日、来年１月１３日付けで島田亮（あきら）社長（４９）が退任し、東京モノレール株式会社で取締役総務部長を務めている前田英之氏（４６）が新社長へ就任することが内定したと発表した。前田新社長の就任は１月１３日に行われる株主総会及び取締役会で正式決定する。

　島田社長は１９６６年１２月１７日生まれの４９歳。早稲田大理工学部を卒業し、１９８９年４月に東日本旅客鉄道株式会社（ＪＲ東日本）へ入社した。２００７年９月に営業担当部長としてクラブ入りし、同年１０月に取締役へ就任。１１年１２月１日付けで社長に就任したが、５位、５位、３位、９位と４年連続でＪ１昇格を逃していた。

　島田社長はクラブを通じてコメントを発表し、「不退転の決意で臨んだシーズンでありましたが、Ｊ１に昇格することができませんでした。Ｊ１昇格をともに目指して戦っていただいたファン・サポーター、ホームタウンの皆様、そしてご支援いただいたスポンサーの皆様には心からお詫び申し上げます」と謝罪。

　「代表取締役を務めさせていただいた４年間、Ｊ１に復帰できなったことに対し、責任を感じるとともに、支えていただいたファン・サポーター、ホームタウンの皆様、株主、スポンサーの皆様には心よりお礼申し上げます。ジェフユナイテッドは、新社長のもと、クラブが一丸となってＪ１昇格を目指します。そして、『ホームタウンとともに歩むクラブ』を合言葉に、地域の皆様から愛されるクラブを目指します。これからも皆様の更なるご支援とご声援をよろしくお願いいたします」と続けた。

　新社長となる前田氏は、１９９１年に東日本旅客鉄道株式会社（ＪＲ東日本）へ入社。お客さまサービス部課長、人事部課長などを経て昨年１１月から東京モノレールで取締役総務部長を務めていた。