×

澤フル出場で4強進出貢献 有終Vへあと2勝

[ 2015年12月19日 12:50 ]

<INAC神戸・AS埼玉>先発出場しパスを出すINAC神戸の澤

 サッカーの皇后杯全日本女子選手権準々決勝の4試合が19日、各地で行われ、今季限りで現役を引退するMF澤穂希(37)が所属するINAC神戸は東京・味の素フィールド西が丘でAS埼玉に2―0で快勝した。選手として最後の大会となる澤は先発フル出場し、勝利に貢献した。23日の準決勝では仙台と対戦する。

 INAC神戸は前半9分にDF近賀のゴールで先制すると、同20分にはFW高瀬が追加点。前半に挙げた2点を守り切り、AS埼玉を完封して4強に駒を進めた。澤は試合終了間際、左CKのこぼれ球に詰めてシュートを放ったが、惜しくも得点とはならなかった。

 2011年の女子W杯でなでしこジャパンを初優勝に導くなど、20年以上も第一線で活躍した澤は、今月17日に行われた会見で「心と体が一致してトップレベルで戦うことが難しくなった」と今季限りでの現役引退を表明。INAC神戸は今季無冠だが、「最大で皇后杯が3試合残っている。応援していただいた皆さんに感謝の気持ちを込めてプレーして、サッカー選手、澤穂希として、最後に生きざまを見せたい」と現役生活のラストをタイトル獲得で締めることを誓っていた。

 新潟は千葉に2―0で勝利。準決勝は23日、決勝は27日にいずれも川崎市の等々力陸上競技場で行われる。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月19日のニュース