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澤、準決勝進出に笑顔「一日でも長く試合したいという思いが…」

[ 2015年12月19日 16:21 ]

皇后杯準々決勝の試合後、ファンに手を振る澤(左から2人目)
Photo By スポニチ

 サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の中心選手で、今季限りの引退を表明したINAC神戸所属の澤穂希選手(37)が19日、東京・味の素フィールド西が丘で行われた皇后杯全日本女子選手権の準々決勝、AS埼玉戦に出場した。17日の引退記者会見後、初の公式戦で現役最後の大会になった。

 フル出場で2―0の勝利に貢献し「一日でも長く練習し、試合をしたいという思いがあった。それを出せたかなと思います」と納得の様子だった。会場には3666人の観客が詰め掛け、開門前には異例となる長蛇の列ができて高い注目度をうかがわせた。

 2011年の女子ワールドカップ(W杯)で日本の初優勝に貢献し、20年以上も代表で活躍した澤選手は、力強いプレーで攻守を支えてファンから歓声を浴びた。「寒い中でもこれだけ来ていただけてうれしい」と笑顔で声援に応えた。23日に川崎市等々力陸上競技場で行われる準決勝に向けては「練習から100パーセントでやり、最後にこのメンバーで優勝できるよう頑張りたい」と気を引き締めた。

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