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元日本代表MF伊東がJ3長野退団 “マイアミの奇跡”決勝弾

[ 2015年11月27日 16:39 ]

J3長野を退団するMF伊東

 J3長野は27日、元日本代表MF伊東輝悦(41)と契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表した。

 静岡県出身の伊東は1974年8月31日生まれの41歳。東海大一(現東海大翔洋)高から1993年に清水入りし、2010年シーズンを最後に退団するまで18年間清水でプレーした。その後、11年からJ1甲府で3年間プレーし、11年7月に史上初のJ1リーグ500試合出場を達成。14年からJ3長野に移籍していた。J1通算517試合出場はGK楢崎正剛(39=名古屋)に次ぐ歴代2位で、30ゴールをマーク。だが、今季はJ3リーグ戦3試合出場にとどまっていた。

 伊東は1996年のアトランタ五輪で日本がブラジルを破った“マイアミの奇跡”で決勝ゴールを挙げ、話題になった。A代表としても日本がW杯初出場した98年のフランス大会でメンバー入りするなど国際Aマッチ通算27試合に出場している。93年のJリーグ開幕時から現在もJクラブでプレーするのはJ2横浜FCのFW三浦知良(48)、J2東京VのMF永井秀樹(44)と伊東の3人だけで“レジェンド”の1人だ。

 伊東はクラブを通じ、「2年間プレーする機会を与えてくれたクラブに感謝しております。昇格を果たせず、その力になれなかったことは本当に申し訳なく思っております」とコメントしている。

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2015年11月27日のニュース