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元日本代表GK川口能活が岐阜退団 40歳も「まだまだ現役で…」

[ 2015年11月27日 17:37 ]

岐阜を退団するGK川口能活

 J2岐阜は27日、契約満了に伴い、元日本代表GK川口能活(40)と来季の契約を更新しないと発表した。

 静岡県出身の川口は清水商(現清水桜が丘)高校から1994年にJ1横浜入り。翌95年にJリーグ新人王に輝いた。その後、ポーツマス(イングランド)、ノアシェラン(デンマーク)でのプレーを経て2005年に磐田入り。14年から岐阜に移籍していた。

 リーグ戦の通算出場はJ1が421試合、J2が43試合、日本代表としては史上最多4度のワールドカップ(W杯)に出場するなど、国際Aマッチ116試合に出場している。1996年のアトランタ五輪ではスーパーセーブを連発し、ブラジルを破る“マイアミの奇跡”に貢献。奇しくもそのブラジル戦で決勝点を決めたMF伊東輝悦(41)もこの日、J3長野退団が発表されており、歴史を作った2人にとって区切りの日が偶然にも重なった。

 来年8月には41歳となる川口だが、クラブを通じて現役続行を宣言。「2年という短い間でしたが、常にサポートしてくださったファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。感謝の気持ちしかありません。岐阜の皆さんは本当に温かい応援をしてくれて、つらいときでも力になってくれたし、常に一緒に戦ってくれて、長良川競技場の雰囲気は最高でした。チームに貢献することは出来なかったけれど、2年間楽しかったです。まだまだ現役で頑張りたいと思いますので、他のチームに行っても応援してほしいです。僕も陰ながら岐阜を応援します。本当にありがとうございました」とコメントしている。

 今季は怪我に泣いたが、リーグ戦最終節となった今月23日の福岡戦(長良川)で7カ月ぶりに先発復帰してフル出場。今季は6試合に出場した。

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2015年11月27日のニュース