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佐々木監督、殊勲弾の岩渕に感謝感激「決めていただいて良かった」

[ 2015年6月28日 07:07 ]

後半、試合を見守る佐々木監督

女子W杯カナダ大会準々決勝 日本1―0オーストラリア

(6月27日 エドモントン)
 女子サッカーのワールドカップ(W杯)カナダ大会は27日(日本時間28日)、各地で準々決勝の2試合が行われ、連覇を目指す女子日本代表のなでしこジャパン(FIFAランク4位)はオーストラリア(同10位)を1―0で下し、2大会連続2度目のベスト4進出を果たした。

 日本は今大会5試合目にして初めて前半に得点することができずに0―0でハーフタイムへ突入。佐々木則夫監督(57)は「焦ることなくじっくり90分、もしくは120分かかっても君たちの今のサッカーだったら絶対いけるから」とゲキを飛ばして後半に臨んだという。

 そして、延長戦突入濃厚かと思われた後半42分だった。同27分に投入されていたFW岩渕真奈(22=バイエルンM)がこぼれ球を押し込んで決勝ゴール。佐々木監督は「日本の皆さんが朝早くから応援していただいたパワーが届いた」と笑顔を見せ、期待に応えた岩渕について「あの時間帯に岩渕のドリブルは効くと思うし、初速もある」とし、「混戦からしっかり決めていただいて良かった」と“最大級”の言葉で感謝した。

 苦しい試合を制して4強入りした日本は日本時間7月2日午前8時から行われる準決勝で、カナダ(FIFAランク8位)とイングランド(同6位)の勝者と2大会連続の決勝進出を懸けて激突する。佐々木監督は「目の前の相手をしっかり射止めて何とかファイナルに皆さんとともにいきたいと思います」と語気を強めた。

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