工藤が３年連続開幕弾　かつての恩師へ「成長」見せた決勝点

＜神戸・柏＞後半１８分、ゴールを決めて喜ぶ工藤

Ｊ１第１節 柏１―０神戸

（3月7日 ノエスタ）
　柏のＦＷ工藤が３年連続の開幕ゴールでかつての恩師率いる神戸を破った。後半１８分、ＣＫのこぼれ球を拾ったＤＦ輪湖が左サイドから鋭いクロスを上げると、逆サイドで待ち構えていた背番号９が鮮やかなヘディングで決勝点を挙げた。「相手のプレッシャーにもびびらずにできた。勝ち切れたことに成長を感じる」と笑顔を見せた。

　昨季までともに戦ってきたネルシーニョ監督とのいきなりの顔合わせ。「試合中は意識しなかった。普通に神戸との開幕戦だった」と話しながらも、チーム全体が敵将のやり方を理解していた。既にＡＣＬを戦い相手にデータを豊富に与える一方で神戸のデータや映像はほとんどなし。それでも前半途中からはボールを回して試合を支配した。「次はチャンスの中で決めたい」と開幕からの２戦連発弾を見据えた。