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小屋松J初ゴール!2年分の重み「胸張ってプロになったと」

[ 2015年3月8日 05:30 ]

<名古屋・松本>前半33分、名古屋・小屋松(右から2人目)がゴールを決める

J1第1節 名古屋3―3松本

(3月7日 豊田ス)
 そのゴールには、2年分の重みがあった。松本にJ1初得点を献上した1分後の前半33分。名古屋のMF小屋松がFW永井の落としたボールを右足でたたき込む。J1初ゴール。

 同点弾だけで見せ場は終わらない。何度もスペースへ飛び出し、ボールを持てば切れ味鋭いドリブルで突破。後半33分に途中交代するまで、前線に確かな存在感を残した。

 「これで胸を張ってプロになったと言えます」。残した言葉に含蓄がある。京都橘高(京都)2年時の高校選手権で準優勝。鳴り物入りでプロの門を叩きながら、新人だった昨年は左膝前十字じん帯断裂、交通事故とアクシデントに泣いた。リーグ戦出場はわずか1試合。今季に懸ける思いは口にするまでもない。

 「周囲と連動する動きとか、最高のパフォーマンスを見せてくれた」。トップ下で起用した西野監督も、称賛を並べた。2点差を追いついたドロー。結果以上に、背番号22の台頭が持つ意味は大きい。

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2015年3月8日のニュース