アギーレ監督ポジティブ呼び掛け「自分たちのページめくれ」

[ 2014年9月7日 05:30 ]

羽田空港につきサムアップするアギーレ監督

 ウルグアイとの初陣に敗れた日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)は6日、敗戦を引きずることなく、前向きさを強調した。9日の次戦ベネズエラ戦(日産ス)ではメンバーを大幅に入れ替える可能性が高く、個々の見極めと勝利の追求を同時に目指していく方針だ。

【日本代表日程】

 前を向けっ!黒星発進となったウルグアイ戦から一夜、アギーレ監督の修正策は超ポジティブだった。厳しい叱咤(しった)やミスの反省を促すような言葉はない。練習前恒例の円陣では全ての選手に「次の試合が待っている。自分たちのページをめくって次に進まないといけない」と呼び掛けた。もはや前夜の敗戦は過去のこと。心身のリフレッシュを求めた。

 就任から28日。経験のない若い選手も多く、戦術や規律の浸透を求めるのは早計だ。決定機にシュートを外した皆川に対しても「やれることはやってくれた」とねぎらった。練習中に森重、田中とも個別に話したが、内容は前向きなことばかり。「監督はまだチームというより、個を見ていると言っていた」と長友。今は個々の特徴を見極める段階を強調している。

 むろん、勝利を目指す上で即、改善できる点は手を打った。例えば日本では試合で後半に入るとサブ組全員で一度アップを開始する。アギーレ政権ではそれがなく、選手には戸惑いもみられたが、即座に対応。日本協会の原専務理事は「今後、日本人に合った方法を話し合うことになった」と明かした。また個のマークが大きく左右する相手CKの守備には「個の責任を持ってやってくれ」と指示が出たという。

 この2戦で招集した22人全員を起用したい意向の指揮官は次戦ベネズエラ戦で大幅にメンバー変更する方針だ。その際、特に目を凝らすのはオフ・ザ・ボールの動き。自身の哲学「コンプロミソ(責任を果たす)」を求める。ウルグアイ戦では「ボールを持たない時、集中力を欠いていた選手が何人かいた」と指摘した。言葉は甘くとも選考の目はシビア、既に線引きも始まっていた。

 アギーレ監督も過去は振り返らない。「試しながら勝つ、それが代表監督の仕事」と公言してはばからない。前を向き、ベネズエラ戦でも勝利と選考の両立を目指す。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2014年9月7日のニュース