浦和　ＧＫ西川好セーブ連発　暫定３位に浮上

＜浦和・川崎Ｆ＞前半、シュートをセーブ西川（右）

Ｊ１第８節 浦和１―０川崎Ｆ

（4月19日 埼玉）
　日本代表ＧＫ西川が２度の好セーブで浦和を完封勝利に導いた。０―０の前半１８分、レナトの強烈なシュートを両手でブロック。同３１分にも日本代表候補の小林と１対１になり、低弾道のシュートを両膝を突いて右太腿で防いだ。後半２３分にＭＦ宇賀神の決勝弾でリーグ戦３連敗中だった苦手の川崎Ｆを退けた。「１―０でドキドキした。こういう勝利はチームを成長させてくれる」と充実感を漂わせた。

　日本代表で正ＧＫの座を奪うため、成長を求めて今季、広島から移籍。前半終了後に日本代表候補のＤＦ槙野が右太腿裏の違和感で交代するアクシデントもありながら、５年ぶりの公式戦５連勝に導いた。「勝ち星を積み上げることで見えてくることがある」。暫定３位に浮上した浦和だけでなく、ザックジャパンにとっても意味のある完封劇となった。