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岡崎2発!今季13得点 香川に並ぶ欧州リーグ日本人トップ

[ 2014年4月20日 05:30 ]

<ドルトムント・マインツ>後半、この試合2点目のゴールを決め、喜ぶ岡崎(左)

ブンデスリーガ・第31節 マインツ2―4ドルトムント

(4月19日)
 マインツの日本代表FW岡崎慎司(28)が19日、敵地でのドルトムント戦で先発出場。前半14分と後半8分に得点し、今季13得点に上積みした。欧州主要リーグでプレーした日本人の1シーズンでの得点ランキングで、マンチェスターUのMF香川真司(25)がドルトムント時代の11~12年シーズンにマークした最多記録に並んだ。試合は2―4で敗れた。

 運を味方に付けた。0―1の前半14分、岡崎はパスを中央で受けると、右足でミドルシュート。ボールはゴール左に抜けるかに見えたが、相手のドイツ代表DFフンメルスの足に当たり、ゴール右に吸い込まれた。3月15日のホッフェンハイム戦以来、6試合ぶりにゴールをこじ開けた。

 それだけでは終わらない。泥臭さを身上とするストライカーは後半8分に抜群の嗅覚を発揮。相手のトルコ代表MFシャヒンのバックパスを見逃さなかった。相手GKの鼻先で左足でボールをカットすると、右足で流し込んだ。今季5度目の“マルチ弾”で、香川に並ぶ欧州主要リーグでの日本人シーズン最多得点。「あと1点取れば、やっていることが残るので取りたい」と、新記録樹立に意欲を示した。

 最近5試合はゴールから見放されていた。しかし、前節12日のブレーメン戦では決定機を量産し復調を実感。後半22分にはゴールライン上で相手シュートを防ぐなど守備でも貢献した。16日に28回目の誕生日を迎えてから、初めての試合で自らを祝うパフォーマンスだった。

 W杯への“予行演習”にもなった。1次リーグで対戦するギリシャ代表パパスタソプロスが相手のDFライン中央にいたが、「相手が下がっていたので前を向いてボールを受けることができた」と手応えを得た。前半25分にはそのギリシャ代表DFの目の前に入り込んでヘディングで決定機を演出するなど臆することなくプレー。2得点とともに本番前に相手に嫌なイメージを植え付けた。

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