ＦＣ東京　森重＆権田“雪辱”柿谷封じリーグ初完封勝利

＜ＦＣ東京・Ｃ大阪＞前半、柿谷（右）をと競り合う森重

Ｊ１第８節 ＦＣ東京２―０Ｃ大阪

（4月19日 味スタ）
　ＦＣ東京が４万人を超える大観衆の前で今季リーグ戦初の完封勝利を飾った。後半２１分に平山のゴールで先制すると、同３２分には結婚を発表したばかりの日本代表候補ＭＦ高橋のヒールキックから武藤がリーグ初得点。守備陣も最後まで集中力を切らさず相手ＦＷ陣を零封し、日本代表ＤＦ森重は「本当にうれしい。勝ちたいという気持ちが結果につながった」と納得の表情で振り返った。

　森重は昨季のリベンジも果たした。同じく４万人以上の観衆を集めた昨年１１月１０日の同一カード。１―１の終了間際に、相手ＧＫのロングキック１本から裏に抜けた柿谷に決められ敗れた。森重は「試合中にあのシーンは思い出さなかった」と話したが、悔しい思いは忘れていなかった。今季初のリーグ戦完封に「長かった」と本音を漏らしたが、「試合ごとに良くなっている」と大きな手応えをつかんだ。

　日本代表ＧＫ権田も０―０の前半２４分に好セーブで流れを引き寄せるなど貢献。Ｗ杯メンバー入りを目指す３人（権田、森重、高橋）に引っ張られたチームが、ホームで大きな１勝を手にした。