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世界一効果!スポンサー増で岩清水 プロ契約へ

[ 2011年7月31日 06:00 ]

<なでしこリーグ 日テレ・伊賀FC>ボールを追う日テレ・岩清水

なでしこリーグ 日テレ1-1伊賀

(7月30日 平塚)
 なでしこジャパンの守備の要としてW杯初優勝に大きく貢献したDF岩清水梓(24=日テレ)が、プロ契約を結ぶ可能性が出てきた。日テレを統括する東京Vの羽生英之社長(47)が、現在は日テレの関連会社で働いているアマ契約の岩清水に、プレーに専念できる待遇をオファーする意向を示した。なお、日テレのなでしこリーグ再開初戦となった伊賀戦は1―1で引き分けた。

 日テレのなでしこリーグ再開初戦となった伊賀戦に訪れた観客は、ホーム過去最多となる3750人。同じ無料試合として同じ会場で4月29日に行われた新潟戦の約10倍の大入りだった。なでしこジャパンのW杯初優勝を、試合後のセレモニーで称えられたDF岩清水は「たくさんの応援ありがとうございました。W杯では素晴らしい成績を収めることができたが、ベレーザでもっと頑張らないと。また足を運んでください」と、相変わらずのなでしこフィーバーに笑みを浮かべた。

 世界一効果は観客の大幅増だけではなく、待遇改善にも波及しつつある。この日、会場を訪れた日テレ・ベレーザを統括する東京Vの羽生社長は、岩清水らとプロ契約を結ぶ可能性に言及した。W杯優勝により現在、名乗りを上げている数件の新規スポンサーと交渉中。同時に有料試合も計画しており、収益アップで経営が安定軌道に乗ることを条件に「何人かを(プロとして)雇用できるようになるのでは」との見通しを示した。最有力候補はもちろん主将の岩清水で「本人の意向もあると思うので、これから話をしたい」とした。この意向を伝え聞いた岩清水は「良い方向にいってくれれば。サッカーに専念できればうれしいこと」と語った。

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2011年7月31日のニュース