元日本代表２トップ躍動！鈴木２１４９日ぶり弾　吉原男泣き復帰

Ｊ２第２３節 水戸３―１愛媛

（7月31日 Ｋｓスタ）
　Ｊ２水戸が鈴木隆行（３５）、吉原宏太（３３）の元日本代表２トップの活躍で愛媛に３―１で勝利。連敗を３でストップした。

　合計６８歳の２トップがホームで躍動した。吉原は昨年１０月３日の愛媛戦で左アキレス腱断裂の重傷を負い、この試合が９カ月ぶりの復帰戦。前半に鈴木とのコンビでゴールを脅かすと、後半４分には右サイドから絶妙なクロスを送って、ＭＦロメロ・フランクの先制ゴールにつなげた。

　移籍後２試合目で初先発を果たした鈴木は２―０の後半２３分、左ＦＫをヘッドで合わせてダメ押しのゴール。ＪリーグではＪ１鹿島時代の０５年９月１１日の川崎Ｆ戦（等々力）以来、２１４９日ぶりとなる一発で、チームの勝利を決定づけた。

　試合後のお立ち台では「いいボールが来て、宏太がスペースを開けてくれて、当てるだけだった」とクールに語った鈴木に対し、感極まった吉原は「絶対帰ってくると決めていた」と男泣き。先発抜てきに応えたベテランコンビに、柱谷監督は「サッカーを良く知っている２人が入って、チームに落ち着きがでた」と称賛していた。