マジョルカ家長招集へ、ザック監督リストアップ

[ 2011年2月12日 06:00 ]

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が3月25日のモンテネグロ戦(エコパ)、同29日のニュージーランド戦(国立)で、マジョルカのMF家長昭博(24)を初招集する可能性が出てきた。香川(ドルトムント)、松井(グルノーブル)の負傷もあって2列目の新戦力として家長をリストアップ。マジョルカにスタッフを派遣することも検討しているという。

 日本屈指のドリブラーが、ザックジャパンに初招集される可能性が高まった。日本協会関係者によると、母国イタリアで長期休暇中のザッケローニ監督が、3月の親善試合2試合の招集メンバーに家長をリストアップしたという。

 就任後初の公式大会アジア杯で優勝したザッケローニ監督だが、今後に向けた課題も忘れていない。指揮官が痛感したのがバックアップを含む2列目の新戦力発掘の必要性。アジア杯では右MFの松井が1次リーグ・シリア戦で右太腿肉離れ。左MFで起用した香川が準決勝韓国戦で左足第5中足骨骨折。レギュラー2人が離脱した。代役として柏木や藤本を起用したが力の差は歴然。結果的に優勝できたものの2列目の層の薄さを露呈した。指揮官も「(2列目は)替えがきかないポジション」と漏らしていた。

 3月の2試合では欧州組の強行招集は見送る方針。2列目ではリハビリ中の香川はもちろん、シュツットガルトへ移籍した岡崎らの招集が見送られる可能性がある。そこで新戦力として白羽の矢を立てたのがアジア杯の予備登録メンバー50人にも入れていた家長だ。

 この冬、G大阪からマジョルカに移籍した家長は、5日のアウェー・オサスナ戦でスペインデビュー。後半22分に途中出場しトップ下に入り、得意の左サイドからの攻撃に積極的に参加した。ザッケローニ監督も突破力を高く評価。アジア杯後にも「今後もスペインなど欧州で、できるだけ多くの試合を視察する」と話しており、再来日する3月上旬までにスタッフをマジョルカに派遣することも検討中という。

 招集されれば、オシムジャパン時代の07年6月のキリン杯以来。出場すればデビュー戦の07年3月24日のペルー戦以来。スペインで成長を続けるレフティーが、満を持してザックジャパンに殴り込む。 

 ◆家長 昭博(いえなが・あきひろ)1986年(昭61)6月13日、兵庫県生まれの24歳。03年にG大阪ユースからトップに昇格。04年にデビューして、その試合で初得点。07年にはオシムジャパンでA代表デビュー。08年は大分に期限付き移籍。右膝負傷のため北京五輪出場は逃した。10年は期限付き移籍でC大阪でプレーし、同年12月にマジョルカへ完全移籍。J1通算148試合10得点。国際Aマッチ通算1試合0得点。1メートル73、70キロ。血液型A。利き足は左。

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