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U―22宇佐美 初先発濃厚、初ゴール狙う

[ 2011年2月12日 06:00 ]

リラックスムードで練習する宇佐美

 12年ロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表は中東遠征最終日の12日午後3時半(日本時間同9時半)からU―22バーレーン代表と親善試合を行う。0―3と大敗した9日のクウェート代表戦で途中出場したMF宇佐美貴史(18=G大阪)が関塚ジャパンで初先発することが濃厚。A代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)も実力を認める逸材が“五輪世代”初ゴールを狙う。

 バーレーン戦で関塚ジャパン初先発が濃厚な宇佐美は、11日の前日練習で好調をアピールした。紅白戦で主力組の左MFに入ると、左クロスで水沼のゴールをアシスト。「自分にしかないものを出していければ自然と得点はついてくると思う」と自信の“ゴール予告”をしてみせた。

 U―21日本代表を含めロンドン五輪を目指すチームへの招集はこの遠征が初だが、初出場した9日のクウェート戦で手応えをつかんだ。0―2の後半15分からトップ下で途中出場すると、得意のドリブル突破で攻撃を活性化。同37分には鋭いターンでDFをかわしてゴール右隅へシュートを放った。相手GKの好守に阻まれて得点はならなかったが「流れを変えられた。インパクトは残せたと思う」と胸を張った。

 攻撃的センスをA代表のザッケローニ監督も高く評価。協会関係者によるとアジア杯でも最終候補まで残り、メンバー入りにあと一歩だったという。ロンドン五輪まではU―22代表(来年はU―23代表)が優先されるが、活躍次第でA代表招集の可能性もある。オフにはドイツの強豪バイエルンMから練習参加のオファーを受けており、同クラブのスカウトがクウェート戦に続いてバーレーン戦も視察予定。「自分のプレーをチームの勝利につなげたい」。有言実行の初ゴールを決めて白星をもぎとる。

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2011年2月12日のニュース