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浦和 松井獲得へ水面下ですでに接触

[ 2010年11月20日 06:00 ]

浦和が獲得に動いている松井大輔(左)

 浦和が、ロシア1部トム・トムスクの日本代表MF松井大輔(29)の獲得に動いていることが18日、分かった。既に松井サイドと水面下で接触しており、近く正式オファーに発展する可能性が高い。チームは今季リーグ戦30節終了時点で9位に沈み、入場者数も激減。得点力アップと人気回復の切り札として、日本屈指のテクニシャンに白羽の矢を立てた。

 低迷を続ける浦和が今冬の補強の目玉として、日本屈指の技巧派アタッカーに狙いを定めた。浦和関係者によると、既に松井サイドと水面下で接触しており、年俸や移籍金など条件面のすり合わせを開始。下交渉がまとまれば、正式オファーに発展する。
 浦和にとってはノドから手が出るほど欲しい人材だ。今季リーグ戦は30節終了時点で13勝5分け12敗の9位。優勝の可能性は消滅し、ACL出場権を得る3位以上も絶望的な状況だ。09年にフィンケ監督の就任後はボール支配率は上がったが、敵陣での工夫が乏しく得点力不足は深刻。そこで、6月14日のW杯南アフリカ大会カメルーン戦で本田の決勝弾をアシストするなど、世界舞台で結果を残してきた松井を得点力アップの切り札としてリストアップした。
 松井は04年夏に京都からル・マンに移籍。サンテチエンヌを経て、9月にグルノーブルからトム・トムスクに期限付き移籍した。移籍後の9試合で先発は3試合しかなく、レンタル期間を満了する12月末でチームを離れることが確実。保有権を持つグルノーブルと12年夏まで契約を残しており、移籍金が交渉の焦点となる。7季ぶりのJ復帰は実現するのか。今後の動向が注目される。

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2010年11月20日のニュース