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「監督を男に…」闘莉王、1年誓い果たす

[ 2010年11月20日 19:13 ]

初優勝を決め、楢崎(左)と抱き合う名古屋・闘莉王

 「ストイコビッチ監督を男にする」―。そう意気込んで名古屋にやってきた闘将が、わずか1シーズンで誓いを現実のものとした。闘莉王は「本当にこのチームでやれてよかった」と会心の笑顔を見せた。

 優勝が懸かった一戦は、けがのためベンチを外れた。それでもハーフタイムにはロッカールームで仲間を激励し、後半もスーツ姿でピッチの外からチームを鼓舞し続けた。
 「あいつは監督みたいだ」と楢崎。ストイコビッチ監督も「リーダーシップがあり、本当に必要だった」。リーグ優勝のなかった名古屋に、闘争心を植え付けた。
 山あり谷ありの1年だった。日本が16強に進出したワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を終えると、サッカーへの情熱が薄れたことも。そんな時、ストイコビッチ監督に「人生がうまくいくときは、穴があることもある」と励まされた。
 「監督は素晴らしい人。一緒に仕事ができて光栄だった」。“優勝請負人”は、誰よりもうれしそうだった。

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2010年11月20日のニュース