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長かった…名古屋初Vにサポーターも喜びの涙

[ 2010年11月20日 18:50 ]

 「長かった」「こんなにうれしいことはない」。名古屋グランパスが初優勝を決めた平塚競技場(神奈川県平塚市)。ストイコビッチ監督は3度宙を舞い、客席をチームカラーの赤に染めたサポーターは抱き合って喜びを分かち合った。

 後半21分、0対0の均衡が破れた。玉田圭司選手がゴールを決め、がぜん盛り上がりを増すサポーター。試合終了の笛が鳴り響き優勝が決まると、選手、スタッフらはピッチ上で喜びを爆発させ、サポーターから「おめでとう」「ありがとうピクシー(監督の愛称)」と祝福の声が相次いだ。
 1993年のJリーグ開幕と同時に加盟した名古屋グランパス。優勝に縁はなかったが、トヨタ自動車など大企業の潤沢な資金を元に戦力を強化。チーム創設時からのファンという岐阜県恵那市の自営業大橋信也さん(47)は「18年の思いが込み上げてきて、うれしさを表しようがない」と大粒の涙を流した。
 「監督の存在が大きかった」と名古屋市出身の会社員菅本丞能さん(36)。選手としてかつて在籍し、昨年監督として戻ってきたストイコビッチ監督をたたえ「チームの英雄を中心に一丸となっていた」と感慨深げにシーズンを振り返った。
 名古屋市の会社員田中崇浩さん(38)は、プロ野球の中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝にも触れ「信じられない。今年は最高だね」と笑った。

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2010年11月20日のニュース