ボロ負け…稲本復帰も２失点に絡み交代

＜磐田・川崎Ｆ＞試合前、Ｗ杯代表選出された選手に花束が贈呈される（左から中村憲、稲本、川島、鄭大世）

　【川崎Ｆ１―３磐田】川崎Ｆの日本代表３人にとっては悔しさの残る“Ｗ杯壮行試合”となった。開始２、１０分に左サイドを突かれて失点するなど１―３で完敗。あまりにもふがいない内容にＧＫ川島、ＭＦ中村は試合後、無言を貫いた。

　左内転筋肉離れから公式戦４試合ぶりに復帰した稲本は２失点に絡むなど精彩を欠いた。前半途中からは負傷個所の左内転筋を押さえるしぐさを見せた。「張りが出てきた。これ以上やると肉離れになるかもしれない」と前半のみで交代。検査を受ける予定はないが、今後に不安を残した。
　チームは１１試合で２０失点。守備の甘さが顕著に表れている。１７日から３週間のオフに突入するが、高畠監督は「得点力をキープしつつ失点を減らさなあかん」と厳しい表情だった。