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W杯招致活動に暗雲…イングランド協会会長が辞任

[ 2010年5月17日 08:41 ]

「スペインが買収」発言に揺れるイングランド

 イングランド・サッカー協会は16日、6月開幕のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でスペインがロシアに審判員買収の協力を求めているとの発言が報道されたトリーズマン会長(66)が辞任したと発表した。2018年W杯招致委員会の会長職も辞任した。招致委会長の後任には、国際サッカー連盟のトンプソン副会長が就任した。
 同日付の英紙メール・オン・サンデーは、トリーズマン卿が知人の女性(37)との会話で「スペインがW杯での審判員買収でロシアの支援を期待している」と話したと報道。録音された2週間前の会話の中で、W杯に出場しないロシアが買収に協力すればスペインはポルトガルと共催で立候補している18年と22年のW杯招致から撤退し、同じく招致を目指すロシアにスペイン支持の中南米票が流れるとの見方を示した。
 同氏は声明で会話は個人的で「真剣なものではなかった」と釈明した。女性は同氏が労働党政権の技術革新・大学・技能省高官だった当時の私設秘書だったという。(共同)

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2010年5月17日のニュース