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日本 南アフリカ戦に向け調整

[ 2009年11月13日 19:50 ]

南アフリカ戦に向けた練習で軽快に動く中沢

 サッカーの日本代表は14日午後3時半(日本時間午後10時半)からポートエリザベス競技場で南アフリカ代表と親善試合を行う。日本は13日、来年のワールドカップ(W杯)会場となる同競技場で公式練習を行った。中村俊(エスパニョール)は同日、チームに合流した。南アとは初対戦で、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が40位、南アは85位。W杯開催地での試合だけに、岡田監督も重要な一戦と位置付けている。日本は南ア戦後に香港へ移動。18日にアジア・カップ最終予選の香港戦を行い、年内の試合を終了する。

 南アフリカ戦はW杯試合会場での貴重な強化試合となる。相手はパレイラ監督の復帰初戦で意欲にあふれ、真剣勝負で挑んでくるだろう。現時点での日本の実力をはかるにはうってつけだ。
 南ア入り後の岡田監督が新しいことに取り組むことはなかった。局面でいかに数的優位をつくって崩すか、サイドからの速いクロスなど、積み上げてきたものに磨きをかける練習に力を注いだ。10月の3試合は相手に歯応えがなく、いずれも快勝に終わったが、今回はアウェーでもあり、簡単にはいかないだろう。より精度の高いプレーが求められる。
 アフリカ対策の参考にもなる一戦だ。来年のW杯にはアフリカ勢が6チーム出場し、日本が対戦する可能性は高い。南アは、ほかのアフリカ勢とややタイプは異なるが、個々が高い身体能力を持つ点では一緒。スピードや1対1の間合いなどをきっちりとつかんでおきたい。
 意思の疎通を図り、日本のサッカーを貫けるか。W杯代表枠23人の当落線上にいる選手にとっては、生き残りを懸けたアピールの場にもなる。(共同)

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2009年11月13日のニュース