×

「衝撃の点差だ」山形ド派手J1初勝利

[ 2009年3月7日 20:51 ]

<磐田・山形>後半30分、3点目のゴールを喜ぶ山形イレブン

 【山形6―2磐田】山形が初陣を大量6得点の大勝で飾った。選手たちが「歴史的勝利」と記されたボードを手にした人などで埋まった観客席に駆け寄ると、9時間近くかけて山形から応援に来た1000人以上のサポーターは歓喜に包まれ、優勝したような大騒ぎとなった。

 初昇格の山形はベンチ入り18人のうち、J1出場経験のない選手が9人もいた。相手は優勝経験のある磐田。前半17分にPKから先制点を許す展開で大量失点も危惧されたが、GK清水は「あれで本来の挑戦者の姿に戻れた」と動じる気配はなかった。

 守りを固めて自分たちのペースをつかみ、前半36分にキム・ビョンスクが頭で合わせて同点。その2分後には古橋のヘディングシュートで勝ち越した。後半18分には同点に追い付かれたが、磐田の運動量が落ちた終盤には4連続ゴールの猛攻を仕掛けた。豊富な運動量が光った佐藤は「信じられない。衝撃の点差だ」と大勝に驚いた。

 チームは温暖な地を求めて約40日間も九州で合宿し、開幕前日に直接磐田入りしていた。ホットなニュースを土産に、やっと山形に戻る。

続きを表示

2009年3月7日のニュース