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先発確実!原口 Mrレッズ襲名へ第一歩

[ 2009年3月7日 06:00 ]

主力組で練習し、得意のドリブル突破を見せた原口元気

 3年ぶりのJ1王座奪回を目指す浦和は7日、アウェーで昨季王者の鹿島と開幕戦を戦う。クラブ史上最年少での開幕先発が確実なFW原口元気(17)は6日の練習でも主力組で軽快な動きを披露した。今季は浦和のエースナンバー、背番号9が空き番。今季の活躍次第では近い将来に原口が「9」を背負う可能性もあり、“ミスターレッズ”襲名への第一歩を刻むシーズンに臨む。

 期待の新星が、いよいよJの舞台に立つ。雨の中で行われた開幕戦の前日練習。黄色いビブスを着けた主力組には17歳の原口の姿があった。4―2―3―1の左MFに入り、得意のドリブル突破など軽快な動きを披露。「調子はいい。仕掛けることと、裏を狙う動きができれば、いけるかなというのはある」と昨季王者との対戦を見据えた。

 17歳9カ月26日での開幕戦先発はクラブ史上最年少記録。未知の挑戦で幕を開ける今季は、将来の“ミスターレッズ”襲名への第一歩を刻むシーズンにもなる。現コーチの福田正博氏と永井雄一郎が背負った伝統の背番号9が、今季は永井の清水移籍によりクラブ史上初めて空き番になった。生え抜きストライカーに与えられてきた番号だけに、原口は次期背番号9の有力候補の1人。デビュー年とはいえ、今季の活躍次第では、近い将来に異例の若さでエースナンバーをつける可能性がある。

 フィンケ監督は「開幕戦とか名門との対戦とかはメンバー選考に関係ない。最近4週間のパフォーマンスを見て決めた」と、今季練習試合で11試合6得点の原口が実力で先発を勝ち取ったことを強調。指揮官の「輝きが流れ星のように(短く)ならないように気を付けたい」との考えは、将来の“ミスターレッズ”襲名を期待するクラブの方針とも重なる。1月末にプロ契約を結んだ若武者が、Jリーグに新時代の幕開けを告げる。

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2009年3月7日のニュース