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頼れる司令塔・遠藤は戻ってきてくれる

[ 2009年2月2日 20:42 ]

オーストラリア戦に向けた合宿で、香川(右)と競り合う遠藤保仁

 【岡田ジャパン合宿2日目】日本の中盤に頼れる司令塔が戻ってきそうだ。右太腿を痛めて1月28日のバーレーン戦を回避したMF遠藤保仁(G大阪)は「状態は上向いている。フィンランド戦は個人としてもチームとしても納得できる試合にしたい」と、オフ明けの初戦へ照準を合わせている。

 スタンドから眺めた敵地のバーレーン戦は0―1で敗れた。「良くない時の典型的なパターンだった。あのくらいのプレスなら、もっと簡単にボールを回せるはず」と分析。キープ力と展開力のある遠藤のプレーは、チームのリズムを変える可能性を大いに秘める。
 フィンランド戦は欧州組不在だが「彼らがいるとできて、いないとできないという印象を与えてはいけない」と話す。特定の選手に依存するだけのチームではならない――。日本屈指のMFの言葉からは、そんな意識と自負が強く感じられる。
 昨季はアジア・チャンピオンズリーグを制し、3位になったクラブワールドカップでも抜群の存在感を見せた。世界トップレベルの舞台でも決して力まず、普段通りの実力を発揮できるのが何よりの強みだ。
 攻撃のキーマンは、W杯へ向けたオーストラリアとの大一番に向けても「相手のことより、日本のやりたいことができるか。怖がることはない」と言い切った。

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2009年2月2日のニュース